【治療内容①】
治療内容について
今回は現在の治療内容について簡単に記していきたいと思います。
現在は通院・服薬・食事制限の三本柱で治療していますのでそれぞれについて書きます。
通院
2週間に1回程度外来として受診。受診時に血液検査を実施しています。
血液検査ではCRP値、白血球数を測定しています。
血液検査の結果を基に問診をおこない、病状の進行を確認しています。
服薬
【メサラジン錠250mg「AKP」】1日3回 朝・昼・夕食後 各4錠
大腸ほか消化管の炎症をしずめます。筆者の“クローン病”は大腸型のためメサラジンを服薬しています。同様の効果を持つ薬としてペンタサなどがあります。
副作用として発熱、せき、体のだるさなどがあります。しかし、筆者は特に副作用を感じていません。
【プレドニン錠5mg】1日2回 朝・夕食後 各2.5錠
ステロイド剤で、副腎皮質ホルモンを補給したり炎症やアレルギー症状を改善します。
副作用として顔のむくみ、発熱、体のだるさ、免疫力の低下などがあります。
免疫力が低下するため、風邪やインフルエンザなどの感染症に感染しやすくなります。そのため筆者は外出時には常にマスクを着用し、手洗いうがいを念入りにおこなっています。また、免疫力の低下の影響で顔に大量の吹き出物ができてしまいました…
人によってはムーンフェイスと呼ばれる顔のむくみも出るそうです。幸いなことに今のところ筆者はむくみは出ていません。
今後段階的に使用量を減らし、最終的には使用を停止する予定です。
【ネキシウムカプセル20mg】1日1回 朝食後 各1錠
胃酸の出過ぎを強く抑え、胃や十二指腸潰瘍、食道の炎症をしずめます。
副作用として、発熱、体のだるさ、頭痛などがあります。しかし、筆者は特に副作用を感じていません。
ステロイド剤(プレドニン)を服薬するにあたり、胃が荒れるのを防ぐために服薬しています。
【エレンタール(成分栄養剤)】1日2回 朝・夕食後 各1包
「成分栄養剤」に分類される“クローン病”患者にはおなじみの薬です。特徴はタンパク源が消化を必要としないアミノ酸だけということ、そして脂質がごくわずかなことです。栄養分がそのまま腸から吸収されるため残渣(ざんさ)がほとんどでません。
独特の臭みがあり味がとても悪いです。青リンゴやパイナップル味など8種類のフレーバーがありますので、これらを添加すれば多少なりとも飲みやすくなります。筆者は全フレーバーを試した結果、グレープフルーツ味を愛用しています。
【ステラーラ45mg】2ヶ月に1回 皮下注射
既存の抗TNFα製剤とは異なる作用機序を有しており、炎症反応及び免疫に深くかかわるインターロイキンに作用します(受け売り)。
副作用として免疫力の低下があります。
筆者はステラーラを導入してから症状が劇的に改善しました。バイオを初めて導入したため、効果が大きかったようです。このままコントロールできれば良いのですが、使用を継続することで効果が低くなることもあるそうなので油断できません。
食事制限
1日に摂取する脂質を30g以下に抑えるために食事制限をおこなっています。
基本的には魚を食べ、肉類は鶏肉(主にむね肉)を食べるようにしています。
また、イレウス(腸閉塞)などの合併症を防ぐために、消化の良い食事を心がけています。
まとめ
- 定期的な通院
- ステイロイド剤を含む服薬
- 食事制限
によって症状をコントロールしています。
以上、お読みいただきありがとうございました!